最近メルカリのTVCMがやたら流れていますね。
コロナのせいで収入減、さらに外出機会も減り時間を持て余している人が多いからなのでしょうか。
そんな私も外出自粛期間に「何かしなければ」との思いに駆られ、昔スマホにダウンロードしたまま放置していた「メルカリ」に本腰を入れて取り組みました。
結果、3ヵ月弱で40点以上を販売し、国内で1泊ならどこでも旅行できそうな程度の小遣いが稼げました(←なんて漠然)。
スマホさえあれば誰でも簡単に始められ、やり方についてもネットや書籍で凡百の情報があると思いますので、今回は「私自身が約3ヵ月メルカリをやって気づいたこと」を中心に書いてみます。
こんな物が売れた
売れた数だけで言うと薄利ながら「書籍」が圧倒的に多いです。その他だと、
・出番の減った家電・PCアクセサリ、家具、雑貨など
・買ったもののほぼ使わなかった玩具、バッグなど
・資格受験校の教材や模擬テスト
・非売品のノベルティやサンプル
・酒(貰い物の不用品)
メルカリの失敗談
①1つ1つにチマチマ悩んで出品作業が一向に捗らない。
これは性格のせいかもしれませんが、始めた頃「こんなの売れるのかな」「出品するの恥ずかしいな」「出品するならきれいに磨かないとだめかな」「写真変だな」等々、売れるかも分からないのに1つ1つ熟考し、挙句考えるのに疲れて放置・・・といった悪循環にハマりました。
そこで「次の休日、時間を取って集中実行する!」と決めて、軽めの準備は事前に整え、当日はマシンになってひたすら撮影、ひたすら出品、とやる事で何とか100以上は出品できました。
購入されるまで修正・取り下げは可能なので、まずは「時間とって機械的に作業」する。あとは気になるとこだけ時々メンテだけするだけの「胡座をかいて売れるのを待つ体制」になるべく短期間で到達することを目指すと良いかと思います。
②送料を考えずに出品、利益が「雀の涙」。
値段をつける際、メルカリに支払う「販売手数料10%」を気にしがちですが、「売価が安いのにサイズが大きい」ものは要注意です。
初めた頃、1,000円ほど利益出ればと思って1,500円位で適当に値付けした玩具がなかなか売れず、しばらくして現れた購入希望者との値切り交渉で1,300円まで価格を下げて売買成立したのですが、あとで送料が700円のサイズだった事に気づき、最終的に利益が500円以下、とがっかりな結果でした。配送の手間も考えて、親戚の子供にあげるなりすればまだ良かったのではと悔やみました。
それからはサイズと送料の関係を頭に入れて、手数料や送料を踏まえた想定利益をエクセルでリストにして管理するようにしました(←結果、全体の利益管理もできるようになり励みになりました)。
③ケチって安い送付方法を選んだら、送料不足で戻ってきた。
これは②の続きです。「大きさ」「重さ」で送付方法=送料が異なってくるのですが、送料が高くなるか否かのギリギリだった時、ケチって低い送料の送付方法で送ったことにより家に商品が戻ってきてしまったというケースです。
購入者には数日前に「もう送付済です」と伝えており、匿名配送※は1取引1回しかできないと知り非常に焦りました。
仕方なく、取引画面で購入者に謝罪して住所を教えてもらい再送付という「2度手間」&「送料アップ」&「評価ダウンリスク」につながる形となってしまいました。
購入者が気持ちよく受け取れるよう、無闇に送料は切り詰めないことをオススメします。例えば、割れ物に緩衝材を入れず、結果傷がつくなどは本末転倒どころかトラブルになってしまいますので・・・
※購入者、販売者のリアル情報を伏せた、メルカリでは主流の配送方法
メルカリをやって良かったこと
「断捨離」「小遣いゲット」以外でメルカリをやって良かったことですが、
①「商売の基本」を体験できること。
何を出品するか、相場を見つつ値付けをどうするか、経費を差し引いて利益をどう残すか、写真とコメントでどう魅力を伝えるか、問い合わせ対応や梱包発送など、相手に届くまでの気遣いにいかに心を砕くか等々、全て自分の裁量で決めて実行することは、失敗もありつつも学びが多いです(まぁ失敗と言ってもリスクなんて塵のようなものですが)。
②無駄なものを買わなくなったこと。
「自力で稼ぐ大変さを実感できた」「モノの相場を調べるクセがついた」ことで、衝動的な買い物はグッと堪えられるようになりました。
③所謂「積ん読」が解消されたこと。
買って読まなかった本は迷わず出品。販売確定時点でやはり読んでおきたければ「1日で読んで発送」といったことを繰り返していました。あくまで負担にならない程度ですが。
④達成感や手応えを直に感じられること。
販売する相手はリアルな人。自分がされたいように正直・丁寧・誠実に対応すれば、十中八九しっかりコメントで評価してくれます。
普段、仕事や家では評価のレベルがあがって褒められ辛くなりますが、ちょっとの気遣いで得られる、他人からのささいな褒め言葉は意外と気分を良くしてくれますよ。
といった感じで、やろうと思ってついつい先延ばしにしてしまっている方は、是非この機会に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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