私は子供の頃から整理整頓が大の苦手。
部屋やカバンはいつもぐちゃぐちゃで、無くしたものを探すことにどれほどの「時間」と「自信」と「笑顔」を失ってきたのだろうと考えるともの悲しくなってしまいます。そして無くして焦っている時に「ドラゴンレーダーのような発信機があれば…」と心の中で何度叫んだことでしょう。
今回紹介するのは、そんな私にぴったりなはずのアイテムですが、来週は「父の日」なので「最近財布を紛失してしまった高齢の義父」にプレゼントしようと思います。
それがこちら、
◆探し物発見器 紛失防止タグ キーファインダー
機能について
機能はいたってシンプルです。
①タグ状の受信機を無くしやすいモノにくっ付ける
②探したいときに、リモコン状の送信機のボタンを押す
③すると受信機から音が鳴るので、モノの場所が特定しやすくなる
私が選んだ製品は、ABCDEFの6つ記号のついた受信機があるので、アイテム別に６点まで取り付け可能で、送信機側に識別シールを貼れば、どのボタンを押せばどのアイテムから音が鳴るか一目瞭然となります。
実際手渡す前に、セッティングとテストをしておいたほうが良いと開封しました。
中身はこちら。
電池を入れ終え、送信機のボタンを押すと受信機のランプが点滅しピピピッとビープ音が2〜3秒鳴ります。ちゃんと送信機のボタン毎にそれぞれの受信機が反応しました。
送信距離について販売店は「30～40メートルの見通し範囲をサポート」と銘打っていますが過度の期待は禁物です。最低限活用が想定される屋内[廊下ごしの部屋どうし(約10m間)で扉を閉めて]で試しましたがちゃんと反応しました。
活用シーンについて
手荷物では、鍵、ケータイ、傘、カメラ、財布、水筒、バッグ、手帳、PC…
(リモコン無くしたら地獄ですが)旅行先での忘れ物防止にも良さそうです。
あと屋内では、AV機器のリモコン、メガネ、懐中電灯、ピルケース、筆箱、ペット…
とかでしょうか。
受信機は約5.0×3.1×0.6cmと薄型の板で、両面テープを使えばテレビのリモコンなどにもすぐ貼り付けられます。
探し物以外に、高齢者や病人介護向けに呼び出しベルとしても活用できそうです。
プレゼントに選んだ理由
この製品を義父に選んだ理由は３つあリます。
１つ目は、義父は高齢の一人暮らしで部屋の整理が行き届かないこと、
２つ目は、上記の通り最近、財布を落として(多分まだ)意気消沈していること、
３つ目は、未だガラケー使いであること、です。
義母を亡くし、所謂男やもめの義父もまもなく米寿。
気ままさを好まれる性格の上、お年も召されているせいもあり、時折お宅にお邪魔するとお世辞にも家が片付いている風には見えません…。本人の居心地もあるだろうからと立場的にも口は挟みませんが、探し物に時間や労力を奪われていることが容易に想像できます。
そして2ヵ月ほど前、近所で財布を落としてしまい、私と妻は周辺を探し歩いたり、カードをストップしたりと対応に追われました。数日後、家の近所に捨てられていたのを誰かが拾って届けてくれたものの、中身は抜かれていました。
もし財布にGPS付きの探し物発見器を入れておければ被害も最小限になる可能性が高まるかもしれません。ただそういう製品はスマホと連動したものとなり(個人的に興味を持っていますが)、高齢の父には操作は困難でしょうし、そもそも「課金や詐欺等が危険」だと彼のお子様方にスマホを持つことを反対されています。
屋外で無くした位置まで追跡できるのが至上ですが、このコストで「家の中で物を探す負担」は概ね解決され、もしかすると「少し近所であれば見つけられる」可能性も増すことから、一応の備えとしてはベターな選択肢かと思います。
あとがき
ただプレゼントってつい「送り手目線」で選び勝ちで、「失敬な！」と受けとられないかなと少し心配です。またこれがあることでかえって油断したり、整理整頓に一層無頓着になったりすることはないだろうかとも思いました。
しかしそこまで気にしても仕方がないかなと。有効に使っていただきストレスの少ない有意義な時間をお過ごしいただけるはずだと、とにかく来週お渡しすることにしました。
(お渡し後の感想など変わったことがあれば追記します。)
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