何個か記事もあげましたが、「投資」の勉強を始め少しづつ実践しだしています。
ここでの「投資」の意味は「株などの投資商品を買う行為」になりますが、そもそも「投資」って何なんでしょう。
日常生活ではお金だけでなく時間や労力などでも使える言葉ですよね。
今回は、対照的な「消費」「浪費」という言葉と比べながら、未来に価値を残す「投資」についての認識を再確認していきたいと思います。
「消費」について
まず「消費」の意味は「使ってなくすこと」です。
お金でいうと、食費、家賃、交通通信費、水道光熱費など日々生活していく上で欠かせない「必要経費」を指すことが一般的です。
お金以外にも「消費カロリー」「消費時間」とか、使って無くなった実態そのものを指す場合が多いです。
言い方を変えるとトレードオフというか、「投下するコスト」に「価値」が見合う状態や行動を指していると言えそうです。
[PRICE(価格)=VALUE(価値)]
「浪費」について
次に「浪費」の意味としては「むだに使うこと」。
お金でいうと、必要以上の贅沢や嗜好品、1度も使わなかった衝動買い品代、ギャンブルの支出などの生活に必須ではない無駄な出費が該当します。
お金以外でも「時間を浪費した」「浪費家」など、ネガティブな言葉が多いです。
「投下するコスト」に対する「価値」が少ない状態や行動を表していると言えるでしょう。
[PRICE(価格)>VALUE(価値)]
「投資」について
最後に「投資」は「将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと」を意味します。
お金でいうと、冒頭でも述べた株式投資や貯蓄。
他にもスキルアップのための勉強や健康維持のためのトレーニング、なども該当します。
こちらは、「投下するコスト」よりも多くの「価値」を得るための行動と言えそうです。
[PRICE(価格)<VALUE(価値)]
最適なバランスって?
上記を理解した人は誰しも、「消費」は致し方ないものだけど、「浪費」はできれば減らし、「投資」を増やすべきなんだろう、と思うことでしょう。
多くのマネー本で紹介されている理想的なバランスは消費70%:浪費5%:投資25%だそうです。
そう言われてもピンとこないかもしれませんが、一般的に多くの人は浪費と投資の割合が上記と逆になっているそうです。
※余談ですが「消費」「浪費」「投資」以外に「空費」というものも加えて分類する仕方もある様です。「空費」とは「趣味、旅行など自分を見つめなおしたり、心のゆとりにつながる出費」だそうで、その空費を加えた分類でも、投資はやはり3割程度が理想だそうです。
注意点は?
「消費」か「浪費」かは考え方次第ですが、「投資」は「浪費」になっていることに気づきにくくなるケースはよくあります。
例えば「1年間スクールで資格の勉強をする」のは立派な自己投資に思います。ただ、そこに投じるコスト(お金・時間・労力)によって、それを超える価値を生み出すことを目的とした「あくまで手段」であると意識できているかが大切です。
途中で挫折したら勿論「浪費」ですが、仮に資格が取れても、収入アップなど目標の実現(=期待価値)に至らなければ、それも「浪費」となる可能性があります。
時間もお金も体力も限りある資源です。
自身が何に価値を置き、どういう状態を望んでいるのか。そしてその実現のために「いつ」「どこ」でその大切な資源を投じるべきか。
時折現状を見返すことで自身の「浪費」具合いを見定めることが大切です。
あとがき
自身をコントロールすることで、「浪費」→「投資」に変えられる習慣(例えばタバコやゲームをやめて、運動や読書を始めるなど)を身につけることができれば、それは自信にもつながり、日常が目に見えてハリが出てきます。
ただ、将来のことばかりだと息苦しくなる時もあるので、今を楽しむための気分転換や割り切りも大切です。
無理せずにできる範囲から試していきましょう。
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