「マッキンゼーで学んだ感情コントロールの技術」大嶋祥誉

雑記_読書感想文

書店でよく平積みされている「職場の人間関係カイゼン」的な本、つい手にしてしまいます。
職場で感情的になって拗れてしまったトラウマが脳裏に浮かんでつい。そして実際、読みだすとその相手とのやりとりをシミュレーションして読む手が止まってしまうなんて事が多々あります。

折角時間をかけて読書するのだから、読後その人たちと良好な関係を築き、無用なストレス無き日常を勝ち取るアクションを本書から見出そうと思いました。

本の内容

所謂「アングリーマネジメント」について書かれている本です。
「怒り」など、自身の負の感情がもたらす悪影響、発生要因を理解し、分析手法で特定して、対応策を講じていくことで、いかにそれをコントロールしていくか、についての具体的なメソッドが紹介されています。

「マッキンゼー※で学んだ…」の部分が小難しそうで思わず身構えてしまいますが、企業コンサルが実務で扱う手法を用いてロジカルかつ明快で分かりやすく語られているので2〜3時間あれば読めてしまいます。
※世界的なコンサルティング会社

私の気づき

今回最もグサリときたのが、「怒り」という感情の裏には「不安」「劣等感・嫉妬」「恐れ」「欲求不満」「悲しみ」「パニック」など様々な感情が複雑に潜んでいるため本当の要因に気づきにくいこと。
そして特に「自己肯定感の低い人」はネガティブな過剰反応で感情に乱れが生じやすいとのこと。
まさに「自己肯定感が低い」自分としては本当に身につまされる部分でした。

その他にも、自分の「主観的な思い込み」「肉体的・精神的な疲労」感情のコントロールを乱す要因になるとのことで、そこをきちんと自覚し対処することで、脊髄反射的に相手に怒りをぶつけたり、雑な対応をしてしまうことに歯止めをかけられるようです。

TO DO

今後は下記のアクションを意識しようと思います。
・感情が乱れないよう、睡眠時間を最低7時間は確保し酒もほどほどにしよう。
・書籍にあったトリガーポイント判別シートや自己肯定感チェックシートを埋め、手の届くところに置いて時折見つめよう。
・「6秒間の深呼吸」「その場を離れる」など、いざという時一呼吸を置くTIPSを備えておこう。
・怒りの場面に遭遇したら、状況や感情をメモし客観的に処理しよう。
・見習うべきメンターを見つけよう。
・「関係の質」を高めるために相手を尊重したコミュニケーションを取ろう。

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