「言い伝え」から「科学的検証で導かれたもの」まで、なんとなしに並べてみました。
覚えておくことで、雑学ネタになったり、なりたい自分を実現する時の精神的支えになるかもしれません。
あくまでご参考までに。
1について
◆「行動習慣」定着までの期間=1ヵ月
片づけ、英語の学習、日記、節約など、決めた具体的なアクションを習慣化するために要する期間とされています。
※後述の「身体習慣」「思考習慣」と対比されて紹介されることが多いです。
3について
◆何かを継続してものにする上でマイルストーンとなる時間=3日・3月・3年
芸事や修行の心構えから来ている言葉に「3日・3月・3年」があります。
類似した慣用句で「石の上にも3年」とか「3日坊主」という言葉もあります。
意味はいずれも「3日我慢すれば3ヵ月(約100日)は耐えられる。3ヵ月耐えられれば3年(約1,000日)は頑張れる。」ということからきていると考えられます。
様々な分野において、何らかの「変化」や「成長」「節目」を実感しだすタイミングだという説があります。
◆「身体習慣」定着までの期間=3ヵ月
上記に近しいが、具体的にはダイエット、運動、早起き、コミュニケーション、禁煙、筋トレなど身体のリズムに関わる習慣が定着しだすまでの期間とされています。
5について
◆「やる気スイッチ」が入るまでにかかる時間=5分
脳には、体や頭を動かすことで刺激されドーパミンを出す「側坐核(そくざかく)」という部分があります。
勉強や運動などモチベーションが上がらない時に「とりあえず5分」行動してみることで「側坐核」が活性化し「やる気スイッチ」が入るということが分かっています。
また心理的な面でも、「5分やった」ことで取り敢えず義務感が解消され、同時に「やっても無駄」という無意味感も解消されるため、5分経過後にはやる気がでてきてその流れで継続できる、との話もあります。
6について
◆怒りの感情がピークに達する時間=6秒
アンガーマネジメントの分野では「6秒ルール」と言うキーワードがあります。
一旦起こった情動的感情(アドレナリン)が、理性に関与する前頭葉に達するピークが6秒だそうです。
「深呼吸をする」「席を離れる」など、怒りのピークタイムを上手くやり過ごすことで、見境のない「怒り」を撒き散らしてしまうことによる後悔を減らすことができるとのことです。
◆「思考習慣」定着までの期間=6ヵ月
思考習慣とは「ポジティブ思考」「論理的思考」「発想力」など、ものの考え方やマインドそのものに変化をもたらす習慣のことで、上記の行動習慣、身体習慣と比べても定着するまで時間がかかるとされています。
7について
◆10年後の死亡率が最も低い人に多い睡眠時間=7時間
2002年、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが、保険会社とアメリカがん協会の協力のもと、110万人を対象にして行なった疫学調査の結果だそうです。
正確には6時間半以上7時間半未満のグループが該当するそうですが、それ以上短くても長くても死亡率は高まり、3時間睡眠のグループに至っては1.3倍まで死亡率は高まるそうです。
10〜30について
◆日中、仮眠を取るのに最適な時間=10〜30分
仮眠時間についてネットで調べたところ、上記時間帯の記事が多く散見されました。
「眠気の解消」「作業能率の向上」「夜の睡眠に影響しない」の3点のバランス的にはやはり、短すぎても長すぎても良くないようです。
脳が休息するためには「ノンレム睡眠」が大切なのですが、20分を超えた頃から深い眠りに入っていってしまいます。浅い「ノンレム睡眠」の状態のうちに目覚めることで、脳を休息させられつつ、眠気や倦怠感を残さないそうです。
20について
◆食事の満足感を高める上で最低限費やしたい時間=20分
食事をし、胃から脳の満腹中枢に信号が伝わるまでの時間は約20分と言われています。
それまでに食べ終えてしまうと食欲が収まりきらず、おかわりが欲しくなって気がついたら食べ過ぎたなんてことに。
よく噛んでゆっくり食べることで、満足感を得やすくなり食べ過ぎも防止できるようになるとのことです。
30について
◆「感情摂食」を防ぐために我慢すべき時間=30分
ストレスが原因で「心の飢え」を満たそうと食べ物をついつい口に入れてしまう行為をエモーショナル・イーティング(感情摂食)というようです。
この行為を無自覚に繰り返してしまっている人は、空腹による通常の食欲か否かを判別するために、まず何かを食べたいと思った時、一度グッと気持ちを抑えます。そして30分以上経ってもまだ「食べたい」と思ったものは「自然欲求(=本当の空腹)」と判断すると良いそうです。
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